波止場の学校

現在、演劇団体および表現者個人が自立して表現活動を継続するには、それぞれの表現の独創性をより深化させるだけでなく、社会の中で舞台芸術の新たな役割を見出す力を養う必要があります。同時に持続的な活動を支える新たな創造環境を形成する力も求められるでしょう。

若葉町ウォーフでは、現在の作品創作を取り巻く環境を学び、あらたな創造方法を獲得するとともに、参加者同士の間でつながりを生み出すことで、共同制作などの協働事業を育むべく、「波止場の学校2025」を計画しました。

「波止場の学校2025」は、劇場表現の次代の担い手たちの育成を目的とした5つの事業から構成される学びの場です。

2023年度から開始した「波止場の学校」を拡充し、2024年度にスタートした、若手カンパニー(8団体を予定)の滞在型創作事業などと連動させながら、事業を展開します。

深める・広げる・つながる・実現するという4つをキーワードに、作品の独創性や技術力を深め、活動領域を広げ、参加者同士が個人や団体を超えてつながり、作品を支えられる環境を作り出すことを目標としています。

3年で自立して活動できるようになることを目指し、2025年度はその初年度にあたります。

波止場のワークショップ2025
写真:姫田 蘭

波止場の学校

劇場で生きるすべての人びととともに

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