子どもと舞台芸術について、子どもの「見る」権利、「知る」権利、「考える」権利、そして「楽しむ」権利の観点から見つめなおし、将来のよりひらかれた作品創造と出会いの道を考えるオンラインワークショップです。「演じる」「見る」「研究する」という三つの立場からの講師と一緒に、毎回、わいわいお喋りしながら、持ち寄った課題をひとつずつ深めていきたいと思います。

講師:漆畑栄子(おやこ劇場せたがや)、小林由利子(明治学院大学教授)、石井 惠(翻訳家・演劇プロデューサー)
コーディネーター:佐藤 信

オンライン講座(毎週木曜日・10時~12時)
9月11日、18日、25日、10月2日、9日、16日、

合宿スクーリング
10月18日(土)、19日(日)

受講料:33,000円(税込み)

小林 由利子

明治学院大学 心理学部 教育発達学科 同大学院心理学研究科 教授。

東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。東京学芸大学大学院学校教育研究科幼児教育専攻修了。イースタン・ミシガン大学大学院演劇・コミュニケーション学部子どものためのドラマ/演劇Master of Artsプログラム修了。同Master of Fine Artsプログラム修了。エクセター大学ドラマ学部客員教授、ヨルダン国立舞台芸術センター学術研究員、国際・児童青少年演劇協会副会長・世界理事、国際児童・青少年協会日本センター理事を歴任。日本玩具文化財団評議員等。川村学園女子大学教育学部、東横学園女子短期大学保育科、東京都市大学人間科学部を経て現職。

専門:ドラマ/演劇教育、乳幼児・児童・青少年演劇、幼児教育、教員養成教育。

主な著書:『保育に役立つストーリーエプロン』(単著、萌文書林、2012)、『学校という劇場から-演劇教育とワークショップ』(共著、論創社、2011)、『演習 児童文化』(共著、萌文書林、2010)、『ドラマ教育入門』(共著、図書文化社、2010)

漆畑栄子

1948年横浜生まれ、結婚を機に世田谷区に移り住み、現在に至る。

長男が5歳の時に難病にかかったが、名医と出会い、無事小学校に入学。その体験から何か社会に恩返しをしたく子どもに携わる活動がしたいと思い、子ども劇場に関わるようになった。以後43年間、子どもたちの暮らす日常にこそ文化芸術の力を借りての文化豊かな地域づくりが必要と活動を続けている。

子ども舞台芸術大博覧会副実行委員長 NPO法人子どもと文化全国フォーラム花咲かせプロジェクト委員長、元NPO法人子ども劇場東京都協議会理事長 元NPO法人こども劇場せたがや理事長 地方自治法人世田谷区大原北町会副会長

石井 惠

世田谷パブリックシアター学芸係を経て、2009年座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)開館時より2025年3月まで企画・制作チーフ。全観客向けの作品づくりや招聘を手がける。共訳に『コルテス戯曲選』(れんが書房新社)『演劇学の教科書』(国書刊行会)『ヤン・ファーブルの世界』(論争社)など。